紙の豆知識

紙の目

紙の繊維は、紙を抄く機械の進行方向に並びやすくなっています。方向によって紙の強度が違い、紙を抄く進行方向に向かって『目』といいます。紙の目は用途によっては大変重要で、紙製品のほとんどはこの「目」を意識して印刷、加工がなされます。
紙の目の見分け方は、破ったときにきれいに切れる方向は縦、ギザギザに切れる方向は横と判断する事が出来ます。

紙の厚さ

紙の厚さはなぜ『kg』で表記されているのか気になったことはありませんか?紙の厚さは1,000枚分の『重さ』で表すため、厚さの単位は『kg』といった表記になります。つまり、数字が大きくなるほど厚い用紙となり、数字が小さくなれば薄い紙となります。また、薄くなるほど価格も高くなる事が多い傾向にあります。何故なのかは、工場見学で聞いてみて下さいね。

月に届く

紙を42回折るだけで、地球から月へ届くということを聞いたことはありませんか?0.1mmの厚さの紙を1回折ると0.2mm、2回折ると0.4mmと折るごとに厚さは2倍になっていきます。10回折るとただの紙が10cmを超え、25回折ると富士山とほぼ同じ高さになります。これらを42回繰り返すと約44万kmになり、月へ届くということになります。